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このブログではJEPQやJ-REIT(1343)といったETFを何度も紹介してきましたが、「そもそもETFって何?」という疑問をお持ちの方も多いと思います。
この記事では、ETFの基本的な仕組みから、個別株・投資信託との違いまで、実際に保有しているETFを例にしながら解説します。
ETFとは?取引所で売買できる「詰め合わせパッケージ」
ETF(Exchange Traded Fund/上場投資信託)とは、複数の株式や資産をひとまとめにしたパッケージ商品を、証券取引所でリアルタイムに売買できる金融商品です。
イメージとしては、いろいろな種類のチョコレートが入った「アソートボックス」に近いものです。1つ買うだけで、中には何十・何百という銘柄が詰め合わされています。
個別株との違い:1銘柄か、複数銘柄の集合体か
個別株(NTT・KDDIなど)を買うと、その1社だけに投資することになります。一方でETFを1口買うと、その中に含まれる複数の銘柄すべてに、まとめて投資したのと同じ効果が得られます。
投資信託との違い:リアルタイム取引ができるか
投資信託もETFと同じく「複数の銘柄をまとめたパッケージ」ですが、大きな違いは取引方法です。投資信託は1日1回算出される基準価額でしか売買できませんが、ETFは株式と同じように取引所が開いている時間中、リアルタイムの価格で売買できます。
ETFのメリット:分散投資と手軽さ
1つ買うだけで複数銘柄に分散投資できる
個別株を何十銘柄も買い集めるのは、資金的にも管理の手間的にもハードルが高いものです。ETFであれば、1つ買うだけで自動的に分散投資が実現します。「どの銘柄を選べばいいかわからない」という初心者にとって、始めやすい選択肢のひとつです。
個別銘柄より値動きが穏やかな傾向
多くの銘柄に分散されているため、1社の業績悪化がポートフォリオ全体に与える影響は、個別株1本を保有する場合より抑えられます。ただしETFの種類によっては、この限りではありません。
このブログで紹介してきたETFを具体例に理解する
抽象的な説明だけではイメージが湧きにくいと思いますので、実際に保有している2種類のETFで具体的に見てみます。
JEPQ:米国株×カバード・コール戦略のETF
JEPQは、ナスダック100指数に含まれる米国の大型成長株(アップル・マイクロソフトなど)に投資しながら、カバード・コールというオプション戦略を組み合わせて毎月分配金を生み出すETFです。
「米国の成長株に幅広く分散投資したい」「毎月分配金を受け取りたい」という2つのニーズを同時に満たす設計になっており、個別株1社を買うのとはまったく違う体験が得られます。
ちなみにJEPQは、楽天証券が提供する投資信託版(楽天・JEPQ)でも購入できます。ETF版は米ドルでの取引が必要ですが、投資信託版なら円のまま購入できる手軽さがあります。ただし毎月分配型の投資信託はNISA制度の対象外となっており、楽天・JEPQも特定口座(課税口座)での購入が前提です。「まずは円で手軽に始めたい」という方には選択肢になりますが、非課税メリットは受けられない点は理解しておく必要があります。
JEPQについての詳しい仕組みはこちらの記事でまとめています。
【JEPQ解説記事】
J-REIT(1343):複数の不動産に分散投資するETF
J-REITは不動産投資信託のことで、オフィスビル・商業施設・住宅などに投資する仕組みです。このブログで紹介している「NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)」は、東証に上場している複数のJ-REIT銘柄をまとめて対象にしたETFです。
1つの不動産に個別に投資しようとすると多額の資金が必要ですが、このETFであれば少額から複数の不動産セクターに分散投資できます。
ETFにも注意点はある
信託報酬(保有コスト)がかかる
ETFは保有している間、信託報酬という運用コストが継続的にかかります。個別株にはこうしたコストはありませんが、ETFは銘柄選定や運用をプロに任せている分、その対価としてコストが発生する仕組みです。銘柄によって信託報酬の水準は異なるため、購入前に確認しておくとよいでしょう。
分配金は「元本の一部」の場合もある
ETFの分配金は、必ずしも運用で得た利益だけから支払われているとは限りません。ETFによっては、元本の一部を取り崩して分配金に充てているケースもあります。高い分配利回りをうたうETFを見かけたら、その分配金がどこから支払われているのか、目論見書などで確認する習慣を持つことをおすすめします。
ETF以外にも配当金投資の基礎を体系的に学びたい方は、こちらのガイド記事から確認できます。
【配当金投資で最初に覚えたい用語集:配当性向・利回り・ETFの違い】
まとめ:ETFは「詰め合わせ」を手軽に買える仕組み
- ETFは複数の株式・資産をひとまとめにしたパッケージ商品で、取引所でリアルタイムに売買できる
- 個別株との違いは「1社か、複数社の集合体か」、投資信託との違いは「リアルタイム取引ができるか」
- 1つ買うだけで分散投資が実現し、初心者にも始めやすい
- JEPQは米国成長株×カバード・コール、J-REITは不動産分散投資という異なる性質のETF
- JEPQには投資信託版(楽天・JEPQ)もあるが、毎月分配型のためNISA対象外で課税口座での購入が前提
- 信託報酬や分配金の中身(元本取り崩しの可能性)には注意が必要
個別株を選ぶ自信がまだない方は、ETFから投資を始めてみるのも一つの方法です。配当利回りの見方についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
まずは証券口座を開いて、ETFという選択肢に触れてみてください。手続きは無料で、スマホだけで完結します。
配当金の基本的な仕組みについてはこちらの記事でまとめています。
【配当金とは記事】
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