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2025年6月の配当金報告では、2024年12月と比べていくつかの変化がありました。三菱UFJフィナンシャル・グループの受取金額が大幅に増え、ソフトバンクが新たに加わり、NTTが6月にも顔を出しました。
今回はこれらの変化を軸に、メガバンクの選び方・ソフトバンクへの正直な評価・NTTの配当タイミングについてお伝えします。
202412から何が変わったか:6月ならではの顔ぶれ
2024年12月と2025年6月の配当を比べると、主な変化は以下の通りです。
| 銘柄 | 2024年12月 | 2025年6月 | 変化 |
| 三菱商事 | 7,770円 | 9,563円 | 200株到達 |
| 三菱UFJ | 1,416円 | 2,674円 | 60株前後に積み上がり |
| 三菱HCキャピタル | 4,001円 | 4,877円 | 増配+株数増 |
| NTT | ―(2024年11月末に受取済・3,917円) | 4,124円 | 6月に期末配当 |
| ソフトバンク | ― | 344円 | 新規追加(優待目的) |
なかでも今回の記事で深掘りしたいのは、三菱UFJの積み上げ・ソフトバンクの新規追加・NTTの年2回受取という3点です。
メガバンク3行を比較する:なぜ三菱UFJを選んだのか
三菱UFJフィナンシャル・グループ:国内最大の金融機関
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)を選んだ理由はいくつかあります。
ひとつは積み上げやすい株価水準です。メガバンクの中では比較的1株あたりの価格が手ごろで、少額からコツコツ積み上げやすい。
もうひとつは証券子会社を持つ事業の広さです。三菱UFJは銀行業にとどまらず、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を傘下に持つなど、投資・証券領域でも継続的に収益を上げられる体制があります。低金利環境が続くなかでも多角的な収益源を持つ点が、長期保有の安心感につながっています。
そして国内最大の金融機関という規模感。日本の金融システムを支える存在として、極端な経営悪化が起きにくいという構造的な安心感があります。
三井住友フィナンシャルグループ:IT投資で効率化を進める優等生
三井住友フィナンシャルグループ(8316)も積み上げたい銘柄のひとつです。IT投資を盛んに行い、業務の効率化・高度化によってコスト削減と利益率向上を進めています。「伝統的な銀行」でありながら変革を続けている姿勢が魅力です。
ただし1株あたりの株価が高めで、コツコツ積み上げるペースが三菱UFJより遅くなりがちです。現在はまだ保有株数が少ない状況ですが、引き続き積み上げていきたい銘柄です。
三菱UFJと三井住友には共通点があります。どちらも「累進配当(減配しない)」を明示的に掲げているという点です。長期保有を前提にした配当投資において、この姿勢は非常に重要な判断材料になります。
みずほフィナンシャルグループ:優先度を下げている理由
みずほフィナンシャルグループについては、現在のところ優先度を下げています。
理由は増配の履歴にあります。2017年から2021年にかけて、みずほは増配を行っていませんでした。コロナ禍でも減配しなかった点は評価できますが、増配を止めていた期間があることが気になっています。ここ最近は5期連続で増配しており回復傾向にありますが、三菱UFJや三井住友と比べると「累進配当への明確なコミットメント」という観点では見劣りします。
また1株あたりの株価が7,000円前後と高く、予想配当利回りも2.18%程度と他のメガバンクと比べて低めです。これらの要因が重なり、現状では積極的に手を伸ばす優先度ではないと判断しています。
ソフトバンク:正直な評価と「優待目的」という割り切り
新たにポートフォリオに加わったソフトバンク(9434)について、正直にお伝えします。
優待目的での保有を選んだ理由
ソフトバンクの配当利回りは5%を超えることもあり、一見すると高配当株として魅力的に映ります。ただし配当性向が高く、業績の伸び次第では今後の増配余力に限界が出てくる可能性があります。また自己資本比率が約15%と同業他社と比べて低めな水準にあり、財務面では慎重に見ています。
そのため今のところは純粋な高配当銘柄としての積み上げではなく、株主優待目的での保有という位置づけにしています。
ソフトバンクの株主優待:PayPayマネーライト1,000円分
ソフトバンクは2025年から株主優待制度を導入しました。1年以上・100株以上の保有でPayPayマネーライト1,000円分が進呈されます。ソフトバンク自身が「個人投資家を増やすために優待を導入した」と宣言しており、100株(1単元)だけ保有すれば優待を受け取れる設計になっています。
配当金と合わせた実質的なリターンを考えると、優待目的として1単元だけ保有するという使い方は合理的だと感じています。業績が大きく伸びてきた段階で改めて積み上げるかどうかを判断したいと思っています。
NTTは年2回、配当が届く
6月の報告でNTTが「初登場」と書きましたが、正確に言うとNTTは年2回配当が届く銘柄です。
NTTは3月決算で、9月末が中間配当の権利確定日・12月前後に中間配当が支払われます。そして3月末が期末配当の権利確定日・6月前後に期末配当が支払われます。つまり6月と12月前後の両方でNTTの配当を受け取ることができます。2024年は中間配当が12月ではなく11月末に早めに振り込まれました。支払い時期は年によって前後することがあるため、権利確定日(9月末・3月末)を基準に確認しておくと安心です。
1株150〜160円前後という手ごろな価格で1,190株まで積み上げてきたことで、6月の期末配当だけで4,124円が届きました。年2回×この金額が積み上がる計算です。
「毎月配当」という理想に向けて
現在のポートフォリオは6月と12月に配当が集中しており、次いで9月と3月に集中しています。本当の理想は毎月安定的に配当が届く状態で、家計の足しにもなり、継続的においしいチョコレートを楽しめるという点でも望ましい形です。
JEPQのような毎月分配ETFを組み合わせながら、少しずつ月の分散を意識してポートフォリオを育てていくのが、現在進行中の課題です。
【JEPQ解説記事】
まとめ:選ぶ理由が明確な銘柄だけを積み上げる
- 三菱UFJは積み上げやすい株価・証券子会社・累進配当の明示が選んだ理由
- 三井住友はIT投資による効率化が魅力だが株価が高め・引き続き積み上げたい
- みずほは2017〜2021年の増配なし・利回りの低さから優先度を下げている
- ソフトバンクは財務面の懸念から株主優待目的の1単元保有に割り切っている
- NTTは年2回配当が届く銘柄で、支払い時期は年によって前後することがある
- 毎月安定した配当を目指し、月の分散を意識したポートフォリオ設計が今後の課題
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