JTの配当金でMinimalを3品買った話:たばこもチョコも嗜好品という逆説

配当金でチョコレートを買うイメージ画像 配当金レポート

「高配当株って実際どうなの?」と気になっている方に、リアルな受取額と使い道をお届けします。

今月は複数の銘柄から配当金が届きました。メインは日本たばこ産業(JT)ですが、ETFやREIT、個別株まで幅広く受け取れた月です。届いた配当金のご褒美として選んだのは、東京・富ヶ谷発のBean to Barブランド「Minimal」の3品。今回はその体験とあわせて、JTという銘柄への正直な思いもお伝えします。


今月の配当金受取結果

銘柄名証券コード受取金額(税引後)
フルキャストホールディングス484826円
iシェアーズ 米国連続増配株 ETF20149円
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信13434,753円
クボタ6326100円
ヤマハ発動機7272220円
ヒューリック30034,128円
日本たばこ産業(JT)29147,730円
キリンホールディングス250330円
INPEX16052,605円
合計19,601円

今月は9銘柄から合計19,601円の受取となりました。REITや ETFも含めた分散投資の結果が、少しずつ形になってきている実感があります。なかでも最大の受取となったJTについて、今回は詳しくお伝えします。


JTを買った理由:世界シェア3位以内の安定性と増収増益の実績

JTを最初にポートフォリオに加えたのは、シンプルに「高配当だから」です。ただそれだけでなく、たばこという事業の特性も大きな判断材料でした。

JTは世界のたばこ市場においてシェア3位以内に入るグローバル企業です。国内市場は縮小傾向にあるものの、海外市場での販売が業績を支えており、増収増益を繰り返してきた実績があります。たばこという嗜好品は景気の影響を受けにくく、リピート購入率が高い。こうした事業の底堅さが、継続的な利益とひいては高配当を可能にしていると考えています。

2025年12月期の配当予想は1株あたり年間234円(前期比40円増配)で、配当利回りは約4%にのぼります。


JTが高配当株として愛される3つの理由

① 配当利回り4%超・配当性向75%の高還元方針

JTは「配当性向75%(±5%程度)」を方針として掲げており、利益の多くを配当として還元しています。日本企業の平均的な配当性向が30〜40%程度であることを考えると、突出した高さです。株価水準によっては利回りが5%を超えることもあり、インカムゲイン(配当収益)を重視する投資家に人気の銘柄です。

② 年2回配当(6月・12月)でリズムが作りやすい

配当は6月と12月の年2回。半年ごとに届くリズムは、「配当金でご褒美を買う」という習慣と相性がいい。6月に届いたら梅雨の憂鬱を和らげるチョコに、12月に届いたら年末のご褒美に、という具合です。

③ 世界シェア3位以内が支える底堅いキャッシュフロー

たばこは嗜好品でありながら、一度習慣になると手放しにくいという特性があります。JTはこの特性を活かしながら、国内だけでなく海外市場でも着実に収益を積み上げてきました。グローバルな事業基盤が、高配当を継続させる原動力になっています。


気になる点も正直に:配当性向の高さとカナダ訴訟問題

JTへの投資にあたって、気になる点も正直にお伝えします。

ひとつは配当性向の高さです。利益の75%を配当に回すということは、業績が落ち込んだ際に減配リスクが他の銘柄より高まる可能性があります。増収増益の実績があるとはいえ、将来にわたって同水準が続く保証はありません。

もうひとつはカナダ訴訟問題です。カナダ子会社に関わる喫煙と健康に関する集団訴訟は2025年3月に包括的和解に合意しましたが、和解金の支払いは20〜30年にわたる分割払いとなる見通しです。長期的な財務への影響は限定的とされていますが、投資判断の前に最新のIR情報を確認しておくことをおすすめします。

「高利回りには理由がある」という視点を持ちながら、自分のポートフォリオの中でどう位置づけるかを考えて保有しています。


コラム:たばこもチョコも「依存性のある嗜好品」という逆説

ここで正直に打ち明けると、JTの配当金でチョコを買うたびに、少し複雑な気持ちになります。

たばこもチョコレートも、依存性があるという点では似た側面を持つ嗜好品です。たばこ会社の利益の一部を配当として受け取り、そのお金でチョコを買う。「依存性のある嗜好品Aの利益で、依存性のある嗜好品Bを買っている」という構図は、冷静に考えると少々矛盾めいています。

ただ、こう考えるようにしています。たばこもチョコも、使用量を自分でコントロールできれば、健康を害さず豊かな時間を作ってくれる嗜好品です。問題は「依存性があること」ではなく、「量をコントロールできなくなること」ではないでしょうか。

投資も同じです。利回りだけを追って過剰にリスクを取るのではなく、自分でコントロールできる範囲で付き合う。たばこもチョコも投資も、「自分で量を調節する」という姿勢が、長く豊かに付き合う秘訣なのかもしれません。


今月のご褒美チョコ:Minimalで3品を買ってみた

Minimalとはどんなブランドか

Minimal(ミニマル)は2014年12月に渋谷区富ヶ谷で創業したクラフトチョコレートメーカーです。世界中のカカオ農園に足を運び、品質の高いカカオ豆を仕入れ、Bean to Barスタイルで製造しています。現在は富ヶ谷本店・代々木上原・祖師ヶ谷大蔵・麻布台ヒルズ・仙川と都内5店舗を展開し、公式オンラインストアからの購入も可能です。

最初に知ったのは友人からの口コミでした。「チョコレートが好きなら絶対に行くべき」と強くすすめられ、富ヶ谷の本店に足を運んだのが出会いのきっかけです。

① 生ガトーショコラ:想像を超えるなめらかさ

最初に手に取ったのが、Minimalの看板商品ともいえる生ガトーショコラです。「ガトーショコラ」と聞いてどっしり重厚なケーキを想像していたのですが、実際に食べると想像をはるかに超えるなめらかさ。口の中でふわりと溶けながら、カカオの風味が広がります。「これは確かに、普通のチョコケーキとは別物だ」と思わず声が出そうになりました。

② チョコレートチーズケーキ:フロマージュたっぷりの本格デザート

次に試したのがチョコレートチーズケーキです。フロマージュをふんだんに使っており、一口食べると「これはもうしっかりデザートだ」という感覚がありました。チョコレートの風味とチーズの濃厚さが絶妙に絡み合い、食べごたえのある一品です。甘いものを食べたときの満足感が、じんわりと体に広がります。

③ Arhuaco:ザクザク食感とブドウジャムのような驚き

今回の3品の中でいちばん驚かされたのが、Arhuacoという板チョコレートです。コロンビア産カカオを使ったこの一枚は、名前からなめらかな口どけを想像していたのですが、実際はザクザクとした独特の食感。最初は驚きますが、このザクザク感が次第に癖になる。そして何より、口の中に広がるブドウジャムのような風味が新鮮で面白い。「チョコレートにこんな表情があるとは」という発見でした。

【Minimal 公式オンラインストア】


まとめ:嗜好品と上手に付き合うことが、豊かさへの近道

  • 今月の配当金受取は9銘柄合計19,601円。JTが最大の7,730円
  • JTは世界シェア3位以内の安定事業と増収増益の実績が高配当を支えている
  • 配当性向の高さとカナダ訴訟問題は正直に把握したうえで保有を判断したい
  • たばこもチョコも投資も「量を自分でコントロールする」ことが長く付き合う秘訣
  • Minimalの3品はそれぞれ個性が異なり、Bean to Barの奥深さを体感できる

高配当の果実を受け取り、それを解像度の高い使い方でご褒美に変える。そのサイクルが回り始めると、投資は義務ではなく、生活を豊かにするための仕組みになります。まずは証券口座を開いて、最初の一歩を踏み出してみてください。手続きは無料で、スマホだけで完結します。

口座選びに迷ったら、こちらの比較記事も参考にしてみてください。

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